2018年

2018年は5月からとても暑い日が続き、梅雨時期も殆ど雨の降らない猛暑の年でした。9月に大型台風に見舞われ早熟なピノ・ノワールは大変でしたが、収穫の遅い葡萄にとっては非常に良い気候でした。特にメルローはここ数年では最高の品質となりました、2020年夏リリース予定です。2018年からナイアガラ3姉弟が誕生しました。

Pinot Noir「夏」Libra 2018 PN-0030

均衡と調和。塩尻市北小野産ピノ・ノワール100%。「いにしぇの里葡萄酒」が一番最初に栽培を始めた、思い入れの多い品種です。密粒タイプで皮が薄く雨が多いと玉割れが起き、病気にかかりやすい難しい葡萄の為、なかなか生産量が上がりません(泣)  2018年は9月に強力な台風が直撃し、雨が多く早熟系のピノには厳しい年でした。その為優しめの抽出を心掛け、古樽にて1年間熟成させ樽香も控えめにしてあります。いちごやフランボワーズの赤果実の香りに仄かに樽の香ばしい香りのするミディアムボディの辛口赤ワインに仕上がっています。2019/10/10瓶詰の為まだ個々の要素がバラバラですので、半年~1年位瓶熟して頂けると徐々に馴染んでくると思います。甘辛ダレの焼き鳥や照り焼き等と相性が良いと思います。生産本数307本

 

Charner  シャルナー 2018 ChKr-0030pro

2018年9月26日自園のケルナーとGWC(ジェノヴァダブルカーテン)棚仕立てのシャルドネを収穫しました。シャルドネは少し早かったのですが、ケルナーは糖度22度を超え年前半からの猛暑も手伝ってとても良い葡萄が収穫出来ました。量が少なかった事もあり手除梗しながら選果、混醸。低温(15℃)発酵、MLF(乳酸発酵)を行い20L斗瓶にて6か月熟成。今回はプロトタイプとして「冬春夏秋シリーズ」とは一線を画しオリジナルラベルとしてリリース。アルコール度数が高く、和柑橘系の香りを感じる日本酒のような味わいなので、刺身や寿司など和食との相性が良いです。生産本数69本

シャルナー’18

Merlot「夏」幻影 2018 Mr-0030

見えたようで消え、掴めたようで手の平からスルッと消えてなくなる幻。2018年は前半物凄い暑さでした。9月の一か月間は台風と雨が多かったですが、10月に回復して好天が続き、メルローにとってはとても良い気候でした。10/21に沢山の方々に参加して頂き収穫しました。昨年の反省を生かし、酸化防止剤は極少量の添加とし少しづつ酸素を含ませながらゆっくりと2週間かけて発酵。MLF後(乳酸発酵)に古樽にて7か月熟成。微かな樽香と熟した黒系果実、胡椒などのスパイスの香り。酸味と甘み、タンニンのバランスの取れた果実味豊かな辛口赤ワインとなりました。2018年セカンドラベル。今回は少量の瓶詰とし、残り3.5樽分は2020年夏リリース予定です。赤身肉のステーキやラム肉、レバーや甘辛たれの焼き鳥などと相性が良いと思います。生産本数157本

メルロー’18幻影

Chardonnay「夏」インスパイア 2018 Ch-0030

昨年のシャルドネからフルモデルチェンジ、コンセプトを一新し濃厚で穏やかな酸味と旨味、華やかな樽香と果実味を感じる辛口白ワインとなりました。シャルドネの優良クローン277がMaxで収穫出来るようになり、天候にもよりますが北小野の地でもとても濃厚なシャルドネが栽培出来ることが分かりました。10/9収穫、果汁調整などはせずフリーとプレス果汁をそのまま、ボリューム感と濃厚さ複雑さを出す為、20℃前後の少し高めで発酵。MLF後、新樽にて8か月熟成。抜栓直後は樽香が強くでますが、デキャンタして頂くか、少し瓶熟して頂けますと、果実味と調和して素晴らしい香味に変化してきます。ワインだけでも楽しんで頂けますが、皮目をバターで焼いた魚のムニエルや、ブールブランなどの濃厚なソースの魚介料理と合わせやすいと思います。生産本数580本

シャルドネ「夏」’18インスパイ

Mascst Berry A.Rose「春」さくら 2018 MBA-0230

塩尻「考える農業学習塾」の仲間で、果樹農家の小松孔明氏栽培のマスカット・ベーリーAを使用。2018年(平成30年)10/16収穫。とても品質の良い葡萄だった為、この年は20時間の低温浸漬とMLF(乳酸発酵)を行い、鋭い酸を抑え厚みとボリューム感を重視した造りにしました。綿菓子のような甘やかな香りとイチゴなどの赤いベリー系の華やかな香り、飲み応えのある辛口ロゼワインとなりました。食前酒としてワインだけでもいいですが、トマトを使った料理に合わせて頂いても楽しめると思います。生産本数556本

マスカット・ベーリーA’18さくら

Domaine Niagara「冬」シンア 2018

「シンア」ナイアガラ3姉弟の末っ子長男。やんちゃでわがまま、姉達の言う事を聞かず我が道を行くタイプ。微かに覗かせるスケール感に両親は期待している?!塩尻市北小野産の自園ナイアガラを使用。GDC(ジェノヴァダブルカーテン)仕立て。猛暑も手伝って標高の高い北小野でもとても良い葡萄を収穫する事が出来ました。北小野ナイアの全てをワインに溶け込ませたいと考え、白葡萄ですが赤仕込(皮と種を一緒に発酵)をし、皮や種の香りや渋みも全て抽出した辛口オレンジワインに仕上げました。生産本数225本

自園ナイアガラ「冬」シンア’18

Niagara「冬」ほのか 2018

「ほのか」ナイアガラ3姉弟の次女。着物がぴったりな和風美人。甘え上手で気立てが良く、誰からも好かれる人気者。ベリービーズワイナリー代表川上氏栽培のナイアガラを使用。低温(17℃)にて約3週間ゆっくりと発酵させました。2018年は前半の猛暑で糖度は一気に上がりましたが、同時に酸の落ちが早かった為、補酸の代わりに「キリリ」と約3:1の割合でアサンブラージュしました。甘いナイアガラの香りにほのかな酸味を感じる甘口白ワインとなりました。生産本数901本

ナイアガラ「冬」ほのか’18

Extra Dry Niagara「冬」キリリ 2018 

「キリリ」ナイアガラ3姉弟の長女。端正な顔立ちのハーフ、曲がった事が大嫌いな真面目で凛とした性格。塩尻ワイン大学の仲間、契約農家川上氏(ベリービーズワイナリー代表)の葡萄とワイン大学講師高橋千秋女史考案の早摘みナイアガラを使った醸造方法で、いにしぇの里葡萄酒醸造のコラボワイン。早摘みナイアを低温で発酵させ、独特なフォックスフレーバーを抑え料理にも合わせやすい辛口白ワイン。2018年は猛暑で酸の落ちが早かった為、穏やかな酸と華やかな香りのとても親しみやすいワインとなりました。生産本数514本

エクストラ・ドライナイアガラ「冬」キリリ’18

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