「初の委託醸造」
2014年9月24日(水)、朝7:00~自園ピノ・ノワールの収穫をしました。2006年、10aに植えた300本のピノ・ノワールが、凍害、病気、害虫、手入れ不足などなど様々な被害を受け徐々に減り、収穫できる樹は50本程度になっていました。それでも、なんとか実をつけてくれた葡萄を一房一房選果をし、数えながら収穫をしていきました。収穫量は約700房で72.7㎏。今から考えると微々たる量で、1年間やってきてそれだけかぁ~い!と言いたくなりますが、その時はちゃんと綺麗に実ってくれた小さなピノ・ノワールが愛おしくて堪りませんでした。
ピノ・ノワールの難しさは密粒タイプなため、パッと見は綺麗で真っ黒なのですが、内部まで陽が当たらず、色付きが悪かったり、未熟果が混ざったりしてしまうところです。この頃はまだ適粒など行っていませんでしたし、収穫日も現在より1週間~10日ほど早かったこともあり、種の熟度も低く未熟果もありました。
この葡萄を研修先のVOTANO WINEさんに持ち込み、人生で初の委託醸造をして頂きました。除梗破砕機で梗を外し軽く破砕をしてから、量が少なかったのでポンプを使わずバケツに受けながら、ポリタンクに投入しました。72.7㎏程度なので除梗破砕は一瞬で終了しましたが、遂に自ら栽培した葡萄でワインを作れるのかぁ、と考えると大変感慨深いものがありました。その後の発酵、熟成管理は坪田さんにお願いしました。通常、量が少ないと酸化のリスクがあったり品質が安定しないため、最低でも300㎏位からの委託醸造でないとなかなか受け入れて頂けませんが、無理を言って引き受けて頂いた坪田さんにはとても感謝しております。この2014年のピノ・ノワールがこの後、ワイナリー会員様募集に大活躍してくれることになるのでした。