いにしぇの里物語り 16話

20歳未満の方への酒類の販売はいたしておりません。

醸造
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塩尻ワイン大学

塩尻市農政課にワイン特区の申請をお願いしてから数か月、担当の方が店を訪れ

「来年から塩尻市で葡萄の栽培とワイン醸造を学ぶことができる、塩尻ワイン大学をスタートすることになりました。稲垣さんは勿論入学してもらえますよね?」

塩尻ワイン大学・・?!スクールとかじゃなく大学。しかも4年間という長期に渡り、ワイナリー開業までの流れを、全て学べるカリキュラムになるとのこと。大学に通ったことはないし、机に座って勉強なんて何十年ぶりだろう。しかし4年後にワイナリーを開業するって言ってしまったし・・などと考えた所で、何をどうしたらワイナリーを作れるのか全く分からないのだから、これは渡りに船だ、とか何とか。2つ返事で入学する事にしました。

塩尻ワイン大学1期は、2014~2017年まで4年間となっており、5月~3月の11か月、月に2日(土、日)午前、午後の4カリキュラムが組まれ、1年目:栽培技術(土壌・病害虫・防除・垣根資材etc)、2年目:醸造技術(分析・発酵管理・香り成分etc) 、3年目:ワイナリー設立に向け(設備、資材・樽・ 税務etc)、4年目:インターン(ワイナリー研修)。実際に圃場に出て、1年を通じて葡萄栽培し、自分達で収穫・分析・酵母選定・醸造までを経験できるようになっていました。

それぞれの専門家やワイナリーの方を講師に迎え授業をして頂くという、非常に贅沢で貴重な学校でした。それに加え、数か月に1度土曜日の夜は、ソムリエの方をお迎えしてテイスティングセミナーも開催されました。私は店の営業がありましたので、殆ど参加できませんでしたけど・・。

初期メンバーは35名。市内、市外、県外からは東京・千葉・茨城・山梨・最も遠い方は京都から来た方まで。年齢は20代~60代までと幅広く、職業も農家・エンジニア・翻訳家・コンサル・料理人・ソムリエなどなど・・。

兎にも角にもクセ強メンバー。講義はすごく真面目に受け、質問もバンバン投げかけられ、ワイン談議に夢中になるのに、何故にお酒が入るとあんなに揉めるのか・・。

第1回1日目の講義は元果樹試験場長:茂原先生による葡萄栽培概論。2日目は塩尻ワイン大学校長:遠藤先生によるワイン概論でした。

・・to be continued

 

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