研修
さてどうしたものか・・。ワイナリーを設立するには一体何から始めたらよいのか?全く見当もつきませんでしたが、まずはワイナリーさんで働きながらその仕事内容を教えて頂き、学習するという事。しかし、飲食店をやりながらではなかなか働かしてくれる所はないだろうなと。
そんな時、ふっと以前に読んだ新聞を思い出しました。2012年に個人で新しく始められたVOTANO WINE坪田さん。仕事中の畑にお邪魔し、お手伝いしながら何とか研修させて頂けないかとお願いしました。その場で快諾して頂き、まずは畑仕事からお手伝いをさせて頂ける事になりました。
毎日ではないですが、時間が作れた時に畑に伺い坪田さんがいらっしゃればその時やっている作業をし、畑にいない時は帰るというように、あまり時々の作業や時間を邪魔しないように、ワイナリーの畑仕事の流れを勉強させて頂きました。
坪田さんのワイン作りは、ご自身でも公言しているように、8割が葡萄栽培との理念から、兎に角畑にいる時間が多く、その作業内容も多岐に渡りました。垣根栽培だけではなく、塩尻では珍しいGDC(ジェノヴァダブルカーテン)という上から下に新梢を垂らす、カーテン仕立ての栽培にも取り組んでいました。この仕立てのメリットは樹勢を抑えられ、変則的な棚仕立てのような形でもあるため、収穫量も見込めるという点です。ただ新梢は上へ行きたがるので、枝を下に誘導するのが大変で、根元から折れたりしました。一房一房ビニールの傘をかける作業や、草刈りも大変で、冗談交じりに「隣の枝と蔓が絡まって首を吊りそうになったよ」なんて。
この時の経験から、垣根を使って樹勢の強いナイアガラを栽培出来ないか?と考え、GDC仕立てにチャレンジしています。 ‥to be continued
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