いにしぇの里物語り 第9話

いにしぇの里物語り
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フランス研修2

パリ(ドゴール空港)到着後、そのまま飛行機でボルドーまで1時間、あっという間にワインの銘醸地ボルドーに。

Chメルシャンがフランスに保有するChレイソン(この時メルシャンから来ていて対応して頂いたのが、現在高山ワイナリー醸造責任者の鷹野さんでした)にて除葉作業の体験をし、シャトーに泊まらせて頂きました。

建物は勿論ですが、とにかく葡萄畑が綺麗!除葉作業は日本とあまり変わりませんでしたが、雰囲気と景色に感動しました。この時漠然と、こんな環境で仕事が出来たら幸せだろうなぁ・・と。

夜は宿泊施設を併設したシャトーの広いキッチン大きなオーブンで、鴨肉や生ハムにムール貝、新鮮な野菜などなど自分達が食べたい物を買いこみ、飲物はもちろんChレイソン!フランス食材とワインをお腹一杯堪能しました。

早めの食事が終わり辺りが薄暗くなってきた頃、村を散策に出かけました。店など一軒もなく街灯の明かりのみ、ひっそりした住宅街と辺り一面の葡萄畑という、若者には少し物足りない村。飲み屋の一件くらいあるかなぁと思い、散歩に来たけど何もないし、帰ろうかなと思ったその時、どこからともなく(・・ッズンッズンジャンジャッズンズンジャンジャン)音楽が聞こえてきました。音を頼りに歩いていくと家のガレージの中から聞こえてきます。

恐る恐る扉を開けてみると、中には10人位の若者がパーリーしているではありませんか!開けてしまった以上、逃げる訳にもいかないし・・「は~い!何してるの?」(ほぼジェスチャーです)「わぁ!誰か入ってきた、何々?」「入っておいでよ、友達の家でホームパーティーしてるんだよ!」(雰囲気から多分こんな感じだろうと勝手に判断)フランスだからワインを飲んでるかと思いきや、ペットボトルのコーラでラムコーク。若者は世界中どこも一緒だなと。日本のトラベラーで、今Chレイソンに滞在している事を告げると、「面白そう!」「来る?」「行く行く!」という事で、みんなを引き連れChレイソンへ。日仏交流会が始まりました。

西牧先生の通訳によると、ボルドー大学の学生達で、夏休みに地元の仲間と飲んでいた模様。思いがけず楽しいひと時となりました。

いやー楽しかったなぁ、と思いながら1人夜風にあたり、漆黒に染まり、静まり返った一面の葡萄畑を眺めていると、(・・ッズンズンジャジャッズンズンドンドン)またもや遠くの方から音が聞こえてきました。もう22時を過ぎてるし、まさかこんな時間に・・と思いながらも音に吸い寄せられるように、垣根葡萄の合間を歩き始めました。音が大きくなるにつれ、ぼんやりと明るく光る建物が見えてきました。

近づいてみると、周りをフェンスに囲まれ、建物がライトアップされた大きなシャトー。噴水の見える綺麗な庭で、これまた20名位の若者がパーリーしているではありませんか!?思わずフェンス越しに「何してるの~?」すると「おい!誰かいるぞ、何々?よく見えない」と一同ワイワイガヤガヤ。そんな中若者の中心にいた20歳前後の綺麗な女性が「入っておいでよ!」と(多分言ってると判断)「いいの?」という事で、フェンスを乗り越え中に入りました。片言のフランス語とほぼジェスチャーで会話をすると、どうやらシャトーのご令嬢らしい。この時期はみんなホームパーティーをしているという。周りは葡萄畑、夜遅くまで音楽ガンガンかけても全く問題ないみたい。ワインまで飲ませてもらって、上機嫌で話していると・・ガァアン!(☆)頭にもの凄い衝撃。首根っこを捕まれ、持ち上げられました。振り返ると大男が(ヤバい!)瞬時に我に返り、その手を振り払って一目散に入り口の門に向って走りました。100ⅿ程全力で走り、もう大丈夫だろうと振り返ると、まだ追いかけてきます!(捕まったらヤバいまじヤバい)そのまま必死に逃げました。

誰かが怪しい奴が入ってきたぞ、と言ったんだろうね(そりゃそうだ)翌朝怒鳴り込んで来ないかと、ドキドキしながら眠りについた楽しくも恐ろしいフランスの一夜でした。

・・to be continude

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