いにしぇの里物語り 第10話

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いにしぇの里物語り
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フランス研修3

Ch.Reyssonを出発し、ボルドーのワイナリー巡り。1番印象に残っているのが、格付3級Ch.Palmer。観光客用のテイスティングルームにて、1st.Palmerと2 nd.Alter.Ego.de.Palmerの複数ヴィンテージを試飲させて頂きました。エレガントで繊細ながらも、凝縮感のある深い味わい、微かにスパイスを感じる素敵なワインでした。本場Chで飲むワインはまた格別。

「メドックのヴェルサイユ」と称される格付4級Ch.Beychevell。綺麗に整備された広大な庭園に、美しい建物、ちょうど素敵な結婚式をしていました。Chには寄れませんでしたが格付2級のCh.Ducru Beaucaillou/Ch.PichonLonguevilleComtessedeLalande更にあの格付1級Ch.Latourの畑にも。垣根は低く150cm位でしょうか、畝間も1mほどと狭く、葡萄の樹が密植されていました。その反面1本の樹には葡萄が6~8房しかなく、その為凝縮度の高いワインになるのだろうなと。3~6cm程の石がゴロゴロしていて雑草などは1本もなく、とても綺麗に管理された畑でした。

 

翌日はボルドーからサンテミリオンへ。街は坂道が多く、長崎のような印象。コンクリートではなく、道は全て石畳み、数日間滞在したいなぁと思わせる歴史と伝統を感じるとても綺麗な街並みでした。

サンテミリオン格付1級Ch.Beau Sejour Becotを見学。メルロー70%カベフラ24%とメルロー比率が高く、メルロー栽培が盛んな塩尻で参考にしたくなるようなセパージュ。’86年’04年の新旧テイスティングをさせて頂きました。’04は若々しいながらも力強く果実味満載。

圧巻は’86熟成し落ち着いたレンガ色、まろやかで深みのある味わいでした。古いヴィンテージを惜しげもなく開けてくれ、どうだい?美味しいだろ?と誇りと自信に満ち溢れた対応に、ワイン大国フランスの凄みを感じました。瓶熟成は日本ワイナリーが抱える課題の1つであると感じた瞬間でした。        ・・to be continued

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