Niagara

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ナイアガラ(赤仕込み)
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ナイアガラ

ナイアガラという葡萄は、アメリカニューヨーク州ナイアガラにおいて、1872年に「コンコード」と「キャサディ」の交配によって誕生しました。キャンベルアーリーなどと同じラブルスカ種の一種です。日本には1893年(明治26年)に川上善兵衛氏により導入されました。

生食用はもちろん、ジュースやワインなどの加工品として栽培されています。果皮が薄いので割れやすく輸送に向かない為、市場にはあまり出回らず、栽培産地に行かないとなかなかお目にかかれない品種でもあります。

明るい黄緑色をしており、多汁で甘味が強く糖度は16度前後から収穫時期を遅くしたゴールデンナイアと呼ばれるような物は、20度近くになる物もあります。香りはフォックスフレーバーと呼ばれる独特な風味があり、生食時には心地良い華やかな香りですが、ワインにするとこの香りを好ましく思わない人もいるようで、好みの分かれる品種でもあります。

耐寒性がある品種の為、日本では北海道やいにしぇの里葡萄酒のある長野県で多く、その他にも山形県、秋田県、岩手県などでも栽培されています。

いにしぇの里葡萄酒では、自園ナイアガラと契約農家、川上真潔氏(ベリービーズワイナリー代表)栽培のナイアガラから味わいの違う様々なワインを作っています。上記に出てきたフォックスフレーバーを極力抑えられるように早摘みしたナイアガラを使用した「キリリ」、低温で発酵させ華やかな香りを引き出し甘味を残した「ほのか」赤仕込み(果皮と種も一緒に発酵させる)をして葡萄の成分を出来るだけ抽出させた「シンア」などです。年により葡萄の状態を見ながら、より良い醸造方法を選択しております。

ナイアガラ

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