ピノ・ノワール
カベルネ・ソーヴィニョンと並ぶ黒葡萄の王者。フランス、ブルゴーニュ地方が原産で最も有名。他の葡萄に比べ果皮がとても薄く、アントシアニンやタンニンは少ないが、酸味がやや強めで繊細で優雅なラズベリーやチェリー、ストロベリーなどのアロマを持つ。熟成するにつれ腐葉土やきのこのブーケが現れる。冷涼な気候と十分な日照量、石灰質土壌でよく育ち、原産地ブルゴーニュ地方では、聞いたことがない人はいないのではないかと思われるほど有名な「ロマネ・コンティ」などの偉大なワインを産む。長年ピノ・ノワールはブルゴーニュ以外では栽培が難しいとされてきたが、栽培技術の向上により、現在は冷涼な気候の地域であればドイツやカリフォルニア州、オレゴン州、オーストラリア、ニュージーランドなどでも良質なワインが作られるようになった。日本では長野県高山村や北海道で良質なピノが作られている。ここ北小野地区も冷涼で日照量が多く、近くに石灰の採掘場があり土壌的にもピノ・ノワールの栽培に適した土地である。最初に植えた品種であり、いにしぇの里葡萄酒の最重要品種。
コメント