リースリング
シャルドネと並ぶ世界的に有名な白の高貴品種。ライン川岸に自生していた野性の葡萄を、ローマ人が品種改良したと伝えられる。世界中で栽培されているシャルドネとは対照的に、栽培地は限定され、冷涼で十分な日照があり、秋に雨が少ない地域でなければ栽培が難しいとされている。
世界のリースリングの2/3は葡萄栽培の北限にあたるドイツで栽培され、ラインガウとモーゼルでとりわけ進化を発揮する。白い花や白桃のアロマ、上品な酸があり、辛口から極甘口まで様々なスタイルのワインになるが、近年は辛口の人気が高まっている。ドイツ以外ではアルザス、オレゴン州、オーストラリアなどでも栽培が盛んである。
上記のように日照量と秋雨の影響で日本では栽培がかなり難しいとされ、栽培している産地は少ない。幻のリースリングと言われている「城戸 Private Reserve Riesling 2014」が日本最高峰だと思われる。
塩尻市北小野地区は冷涼で日照量も比較的多い為、2018年から栽培を始めているので2020年には初ヴィンテージがリリース出来るのではないかと思います。が、「白のカベルネ・ソーヴィニョン」と言われるくらい晩熟品種のため、病気や害虫にやられないよう、如何に収穫時期を引っ張れるかが鍵である。
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