いにしぇの里物語り 第7話

いにしぇの里物語り
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草と虫

3月に店を開き、4月に苗植えをし兎に角勢いでやってしまったはいいが、2刀流は大変でした。

初めての葡萄栽培、苗植え初年度は草と虫との闘いです。10aだけの農作業では高い農機は買えるはずもなく・・。2週間程で伸びてしまう草を、刈り払い機で刈っていくのですが、苗が小さく直ぐに草と見分けが付かなくなって何本も切ったり、傷付けたりしてしまいました。その度に膝から崩れ落ち、頭を抱え慌てて接ぎ木用テープで手当てするという繰り返し・・。

 

私が東京で仕事をしていた20年程まえ、フランスで自然派ワインが台頭しつつありました。ヴィノスやまざきやBMOワイン等のワインショップがそこかしこで試飲会を開いていて、よく参加していました。フランスからワインメーカーさんをお招きしてお話を聞きながら飲むと美味しく感じるもの。

栽培は無農薬、無施肥、草生栽培、醸造では酸化防止剤は無添加などと聞き、やはりワインは自然派だよねぇなんて思っていました。そのイメージをそのままに折角始めた自分の葡萄にも農薬はやりたくないなぁと考えました。

しかし海外の銘醸地と違い雨が多く高温多湿な日本では防除しなければ、病気の蔓延、虫の大発生を招き、葉が枯れ落ち樹が成長出来ずに冬の寒さに耐えきれず、凍害が発生し少しづつ葡萄の樹が枯れていってしまいました・・。

今思えば、ポイントポイントで手を打ってあげれば、防除の回数を極力減らしても全滅のような事にはならないですが、素人栽培ではどうしたらいいのか解らず、徐々に歯抜け状態になっていきました。

to be continued・・

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